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| 詳細情報 | E2000110011 |
| 報告書等題名 | 調査研究報告書 No.138 進路決定をめぐる高校生の意識と行動 |
| −副題名 | −高卒「フリーター」増加の実態と背景− |
| 調査研究分野 |
労働市場 職業教育・進路指導 |
| 実施組織名 | 日本労働研究機構 |
| 研究参加者 | 「若者の就業行動研究会」委員(高梨 昌、耳塚 寛明、三野 誠登、吉田 修、小杉 礼子、中島 史明、上西 充子、下村 英雄、本田 由紀、堀 有喜衣、鹿嶋 研之助) |
| 報告書等 −発表年月 |
2000年9月発表 |
| −発行元 | 日本労働研究機構 |
| −判型/ページ数 | B5判/285 |
| −発表・発表予定の別 | 発表 |
| −販売の有無 | 販売 |
| −要旨 |
[調査研究の目的] 若年者の自発的離職や非正規就業、新規学卒者の中での未就職者や無業者の増加が近年著しい。特に新規高卒者については、企業の採用意欲が低迷を続ける中で、就職希望者・就職内定率ともに減少の一途にあるとともに、特に首都圏では高卒後にいわゆる「フリーター」として非正規の職に就く者が急増している。こうした現象に対して有効な対策を講じるためには、その背景にどのような要因があるのかを解明する必要がある。 日本労働研究機構では1999年度より「若者の就業行動研究会」を設け、若者の就業行動の変化の背景を広く検討している。本調査はその一環として、首都圏の高校において卒業を目前にした生徒の進路決定をめぐる意識と行動を把握し、その背景を探ることを目的としている。主な課題は次の2点である。 I.高校生の中でフリーター予備軍はどれほどの比重を占めるのか。 II.高校生がフリータになる背景にはどのような要因があるのか。 [調査結果の概要] I.高校生の中でフリーター予備軍はどれほどの比重を占めるのか。 <1> 調査対象の高校生(普通科「進路多様校」及び商業高校・工業高校の3年生)の中で、1月時点でフリーターを進路として予定している者は12%。フリーター予定者比率は、商業高校や工業高校より普通高校で多く、男子よりも女子に多い。 <2> 1月時点でフリーター以外の進路を予定している者の中にも、フリーターに「なりたい」あるいは「なるかもしれない」という意識がかなり広くみられる。 II.高校生がフリーターになる背景にはどのような要因があるのか。 <1> 就職の難しさ フリーター予定者の約半数は正社員としての就職を途中であきらめており、希望する就職ができないことがフリーターになる大きな要因となっている。 <2> 就職の難しさ以外の理由 「就職が難しいこと」以外にも、「特定の目的を追求するため」、「フリーターという働き方の気楽さや自由さが魅力」、「自分にどんな仕事が向いているのか分からないこと」などが、フリーターになる主な理由としてあげられている。 <3> 高校時代の過ごし方 フリーター予定者は、成績や欠席日数、部活動などの面で学校生活への関与が消極的であり、一方で高校在学中のアルバイトは熱心に行っている。 <4> 職業意識 フリーター予定者は、「一つの仕事だけでなくいろいろな経験をしたい」、「自分に合わない仕事ならしたくない」、「有名になりたい」、「のんびり暮らしたい」と考える傾向があり、逆に安定性や高収入、専門知識の取得、「人の役にたつこと」などは重視しない傾向がある。 <5> 高校の進路指導 フリーター予定者は高校の進路指導に対する期待が全般的に希薄であるが、「アルバイトやパートの仕事に関する情報」を求める度合いが強い。 <6> 家族の態度 進路決定に際して家族が意見を押しつけてきたり、逆に本人に任せきりであったりすると、家族が本人の気持ちを尊重しながら相談にのる場合と比べて、フリーターになる確率が高くなる。 |
| −目次 [全文情報] |
第1部 概要
第1章 調査の背景・目的・方法 1.調査研究の背景 2.調査の目的と課題 3.調査の対象と方法 第2章 分析結果の概要 第2部 調査結果の分析 第1章 進路決定状況の概観 1.本章の目的 2.1月時点の予定進路 3.フリーターへの志向 4.まとめ 第2章 就職とフリーター−なぜ未内定・フリーターになるのか− 1.はじめに 2.就職希望の形成・変化の過程 3.就職活動と内定先 3.内定が決まらない者の今後と決まらない理由 5.未内定・戦線離脱・希望撤回の背景−求人側の変化 6.未内定・戦線離脱・希望撤回の背景−学校斡旋のあり方の問題 7.まとめ 第3章 進学行動とフリーター志向 1.本章の目的 2.大学、短大、専門学校への進学 3.大学、短大、専門学校への進学行動の背景 4.進学志望の形成とフリーター志向 5.まとめ 第4章 フリーター予定者の実態 1.はじめに 2.フリーター理由による類型化 3.進路選択と進路関連活動 4.高校生活への関与とアルバイト 5.職業意識 6.職業生活展望 7.まとめ 第5章 進路指導の実態・評価とその影響 1.はじめに 2.進路指導の実態と特徴 3.進路指導に対する評価の分化要因 4.進路指導への要望 5.まとめ 第6章 高校生の進路意識と希望進路の変更 1.予定進路別の進路意識の違い 2.高校生の進路意識の主成分分析 3.予定進路別の進路意識のパターンの特徴 4.予定進路別のフリーター観 5.進路希望の変更と進路意識との関連 6.3年生1月段階の進路意識の規定要因 7.まとめ 第7章 アルバイトの実態とその規定因 1.はじめに 2.高校生のアルバイト経験者率 3.アルバイトの実態 4.進路予定とアルバイト 5.おわりに 第8章 若者文化・家庭と進路決定 1.本章の課題 2.若者文化と進路 3.対人関係意識と進路 4.家族の態度と進路決定 5.まとめ 第9章 無業者・非正規就業への視座と対策 1.はじめに 2.無業者・非正規就業の問題点 3.無業者・非正規就業への対処に当たっての視角 4.政策対応の方向 第3部 付属資料 A.高校生調査 調査票 B.高校生調査 基礎集計表 C.高校調査 調査票/集計表 D.高校生調査 自由記述 E.高校調査 自由記述 |
| −問い合わせ先 | 独立行政法人 労働政策研究・研修機構 |
| −JIL図書館所蔵の有無 | 資料センター(上石神井)で所蔵しています。 |
| 研究する上で実施した調査 −調査の有無 |
実施した |
| −調査方法 |
A.高校生の進路決定に関する調査 各高校に調査対象者数分の調査票を一括して送付し、ロングホームルーム等の場で生徒に配布してもらい、その場で記入した後の調査票は生徒自身が添付の封筒に封入した上で回収し、高校単位で返送してもらった。 C.高校進路指導調査 調査依頼のため各高校を訪問した際に調査票を対象者に預け、後日郵送で返送してもらった。 |
| −調査対象等 |
(1)調査対象校 東京・埼玉・千葉・神奈川の公立高校52校(普通高校36校、商業高校・工業高校各8校)。調査対象校は、進学者だけでなく就職者が一定比率含まれており、かつ無業者を比較的多く出している普通科「進路多様校」に商業高校・工業高校を数校ずつ加えるという方針で、各都県の教育委員会ないし公共職業安定所に依頼して選定した。 (2)調査対象者 A.高校生の進路決定に関する調査 各高校の3年生、合計7,930名(有効回収数6,855) C.高校進路指導調査 各高校の就職指導担当者各1名、合計52名(有効回収数52) |
| −調査開始 | 2000年1月 |
| −調査終了 | 2000年1月 |
| −調査事項 |
A.高校生調査 高校卒業後の進路、就職活動、フリーター(進学でも就職でもなくアルバイトやパートなどで生活すること)、進学、将来の生活、高校での進路指導、高校生活、自身と家族 C.高校進路指導調査 生徒の進路先、進路指導 |
| 登録(調査)年月 | 2000年11月現在 |
| 情報入手方法 | アンケート以外 |