調査研究成果データベース

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詳細情報 E2006080006
報告書等題名 JILPT調査シリーズ No.22 長期失業者の求職活動と就業意識
研究テーマ 長期失業者の再就職支援対策の立案に資するため、長期失業者の求職活動と就業意識を調査分析し、その実態を解明する
調査研究分野 雇用政策
失業
労働者意識
実施組織名 労働政策研究・研修機構
研究参加者 伊藤 実
報告書等
−発表年月

2006年7月発表
−発行元 労働政策研究・研修機構
−判型/ページ数 A4判/96
−販売の有無 非売
−要旨  本調査報告は、研究テーマにある目的に沿って行われたもので、結論的には政策的含みを持たせる意味で「職業相談・指導の強化」や「メンタルヘルスの必要性」などの対応策を提示している。主な概要は以下のとおり。
 <職業相談・指導の強化>
 長期失業者の多くは、これまでの職業生活においてそれなりのキャリア形成をしてきた者が多く、最近のフリーターやニートといった若年不安定就業・無業者とは一線を画しており、最も異なっているのは、学校卒業後、大半の者が正社員としての勤務経験を有していたこと。だが、1990年以降の長期不況下で失業すると、その後は安定的な就業機会に恵まれず転職を繰り返すことになり、結果的に失業が長期化してしまったといった者が多く、この多くの長期失業者は、労働市場の実態を考慮して希望条件の修正(引き下げ)を行ってはいるが、それにもかかわらず、なかなか再就職できないというのが現実。これには企業が求めている職業能力と自分の職業能力に、ミスマッチが生じているからであることを、多くの長期失業者は理解しているが、一人でどのような職業訓練を受け、いかなる資格を取得するのかといった行動計画を具体的に作成することは難しく、専門家の支援が必要。長期失業者の中には、職業相談・指導では対応できない者も含まれているものの、適切な職業相談・指導を適切な時期(失業直後)に行えば、長期失業者の発生をかなり抑えることができるものと思われる。また、若年層ほど職業相談やカウンセリングが有用であるとする者の割合が高いにも拘わらず、受講率は若年層ほど低いというのが現実であるので、この受講率を上げる対策も必要。
 <メンタルヘルスの必要性>
 失業が長期化するきっかけとなった離職理由は、解雇、健康、人間関係による者が多く、失業のダメージが非常に大きかったものと思われ、失業の長期化で困っていることや苦しいこととして、生活費の工面に苦労するのは予想できるが、「自分に価値がない」、「疲れや気力の無さを強く感じた」、「朝起きられない」、「一日中憂うつ」、「孤独で落ち込んでしまった」と感じている者がかなりの割合でおり、このことは、 長期失業者が大きなストレスやプレッシャーにさらされていることを示唆している。こうした状況では、個人的に状況を改善できる者は少数であり、精神的あるいは心理的な苦しさを和らげるためのカウンセリングなどが不可欠。既に、これらに対応する一環として、ハローワークと連動したキャリア交流プラザが稼働しており、そこでは失業者が相互に情報交換したり励まし合っているが、施設の数が少なすぎるため、失業者の受け皿としての機能が不十分ののが実情。キャリア交流プラザのような拠点施設に加えて、ハローワークに併設するといった分散型の施設を多数設置することが有効。長期失業者の中には、再就職可能な健康状態にはない者も含まれているため、専門家による再就職支援とともに、医学的治療と連携したシステムを整備する必要もある。
−目次

第1章 調査研究の目的・方法と分析結果の概要
  第1節 調査研究の目的
  第2節 調査研究の方法
  第3節 分析結果の概要
第2章 長期失業者の属性
  第1節 男女・年齢・学歴別構成
  第2節 職業経歴
第3章 離職状況と求職活動
  第1節 離職状況
  第2節 求職活動
第4章 就職活動の実態
  第1節 応募と面接の実態
  第2節 希望条件
  第3節 再就職への対応
第5章 失業中の生活実態
  第1節 収入と支出
  第2節 日常生活での困難
終章 政策的インプリケーション
  第1節 職業相談・指導の強化
  第2節 メンタルヘルスの必要性
付属資料
 1.アンケート調査票
 2.クロス集計表
−問い合わせ先 労働政策研究・研修機構
−JIL図書館所蔵の有無 資料センター(上石神井)で所蔵しています。
研究する上で実施した調査
−調査の有無

実施した
−調査方法 アンケート調査
−調査対象等 ハローワーク新宿および同大森に来所した長期失業者に調査票を手渡し、後日郵送で回収、2004年12月から2005年3月に実施、配布数1,923、有効回収数534(有効回収率27.8%)
−調査事項 目次に記載した事項
登録(調査)年月 2006年8月現在
情報入手方法 アンケート以外

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