調査研究成果データベース

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詳細情報 E2006120006
報告書等題名 若者の仕事生活実態調査報告書
−副題名 25〜35歳の男女を対象に
研究テーマ  日本の将来を担う子どもたちがよりよく生きていくことができるよう、子どもたちの生活や学習のあり方を追究することを前提に、本調査では、今どきの若者の仕事と生活の様子、ならびに子ども時代の体験や親子関係を明らかにする
調査研究分野 パート・派遣等労働問題
職業教育・進路指導
労働者生活
実施組織名 株式会社 ベネッセコーポレーション
研究参加者 矢野 眞和、小杉 礼子、土場 学、宮城 まり子、佐藤 浩章、木村 治生、岡部 悟志、朝永 昌孝、神田 和恵
報告書等
−発表年月

2006年12月発表
−発行元 株式会社 ベネッセコーポレーション
−判型/ページ数 B5判/224
−販売の有無 非売
−要旨  本報告書は、研究テーマの目的に沿って行われたもので、若者の働き方や生活スタイルについての話題が多くなっている昨今、このような大規模でかつ量的・質的データの両面から分析した本調査で得られた知見は、今後の教育を考える上で大きな意味をもつ、としている。調査報告の概要は以下のとおり。
 ○「働く若者の世界」
 1)働く若者の仕事に対するやりがい・充実感は、「自分のやりたい仕事であること」や「自分の個性や能力が生かせること」といった自己実現を重視する人よりも、「人や社会の役に立つこと」といった社会貢献を重視する人のほうが高い 2)「給料が高いこと」や「休みが多いこと」といった職場環境を重視している人の仕事に対する充実感は全般的に低い 3)子どもの頃の親子関係はもちろん、親や学校の先生以外の大人や地域の交流体験、交友体験などが、成人してからの仕事における態度・能力に関係している 4)就職して働いている若者でも、親離れのきっかけやタイミングは、多種多様であることがわかり、「就職」や「1人暮らし」「結婚」など、客観的な環境の変化によって親離れしたケースもあれば、「親子の葛藤を経て」や「子どもの頃から徐々に」といった、発達・成長過程の中に親離れのきっかけが組み込まれていたケースもあった。
 ○「無職の若者の世界」
 1)生活時間からは、仕事がないためか、平日と休日の差がなく、朝は遅く起き、夜は遅く寝る不規則な生活を送っている様子がうかがわれた 2)現在の親子関係では、親と顔を合わせないように気を遣っているケースがある一方で親と気さくに何でも話し合える関係などもあって、それぞれのケースによって異なっており、無職の状態を快く受け入れる親もいれば、世間体や家庭内の経済的な要因から親もストレスを抱えているような状況が浮かび上がった 3)生活の様子からは、自由な時間はたくさんあるが、無職のために金銭的には厳しい状況で、将来への大きな不安を抱えている様子がうかがわれた 4)就職についての意識では、無職のうち8割近くが何らかの形で働きたいと思っていることがわかったが、インタビュー事例では、「やりがいのある仕事」や前職と同じような待遇や職種を希望するなど、希望の仕事にはこだわりがある様子がうかがえ、また就職の相談機関に対する不満の声も上がっている 5)子ども時代の体験や家庭の様子に関しては、他者との交流体験は少なめでリーダーシップをとったり、友だちと仲良くなることは得意ではない様子、また親は楽しそうに生活していない、家族仲がよくないような家庭の様子がうかがわれた。
 ○「専業主婦の世界」
 1)総合的な生活満足度を見ると、子どものいる専業主婦のほうが、子どものいない専業主婦より生活満足度が高いことがわかり、有職で既婚の子どものいる女性と子どものいる専業主婦を比べると、子どものいる専業主婦のほうが生活満足度は高いことから、仕事をもつことによってうまれるストレスが有職女性の生活満足度を下げているのではないかと思われる 2)現在の生活については、「これから先の生活が楽しみだ」「時間的なゆとりがある」「健康に自信がある」で5〜6割、「理想に近い生活を送っている」が約5割を占め、子どものいる専業主婦は「これから先の生活が楽しみだ」「健康に自信がある」の割合が高く、子どもの成長を楽しみにしている様子がうかがえた 3)友だち、親、配偶者との人間関係は良好で、友だちに約7割が、親には約5割が悩み事を相談していたが、とくに配偶者との関係は友だちや親を超える存在であり、密接な関係であることがうかがえ、配偶者とよく話をし、悩み事を相談し、信頼し合い、関係に満足しているのは8割前後であった。
−目次

 序章 「若者の仕事生活実態調査」−調査の目的と調査結果のポイント−
第1部 基礎データ編
 第1章 生活の様子
  第1節 日頃の生活時間
  第2節 ふだんの生活行動
  第3節 日頃の人間関係
  第4節 生活にかかわる意識
 第2章 仕事にかかわる意識
  第1節 仕事をする上で重視すること
  第2節 仕事をしていて感じること
  第3節 ふだんの仕事のなかでできていること
 第3章 子ども時代の様子
  第1節 子ども時代の体験
  第2節 子ども時代の親の様子
  第3節 子ども時代に親が重視していたしつけ
  第4節 子ども時代の体験と成人してからの態度・能力の関係
  第5節 子ども時代の得意・苦手
第2部 分析編
 第1章 働く若者の世界
  第1節 代表事例の紹介<6名>
  第2節 仕事の充実感について
  第3節 仕事における態度・能力と子ども時代の体験
  第4節 他者との交流体験から得られた態度・能力
  第5節 親離れしたきっかけ・エピソード
  第6節 まとめ
 第2章 無職の若者の世界
  第1節 事例の紹介<4名>
  第2節 インタビューを踏まえたアンケートの分析
  第3節 まとめ
 第3章 専業主婦の世界
  第1節 事例の紹介<5名>
  第2節 インタビューを踏まえたアンケートの分析
  第3節 まとめ
資料編 調査票見本・基礎集計表
 解説・提言(1) 「30代の悲鳴」 矢野眞和
 解説・提言(2) 「25〜35歳の若者が社会に出た1990年代の労働市場」 小杉礼子(監修)
 解説・提言(3) 「キャリアモデルを活用した教育の可能性」 佐藤浩章
 解説・提言(4) 「『子どもの自立』は『親の自立』−自立に向けた5つの条件とは−」 宮城まり子
−問い合わせ先 株式会社 ベネッセコーポレーション
−JIL図書館所蔵の有無 資料センター(上石神井)で所蔵しています。
研究する上で実施した調査
−調査の有無

実施した
−調査方法 アンケート調査(インターネット)、インタビュー調査(個別対面)
−調査対象等 アンケート調査:サンプル数2,500名(男性1,250名、女性1,250名、うち有職者は1,921名)
インタビュー調査:サンプル数25名(男性11名、女性14名、うち有職者16名、無職4名、専業主婦5名)
−調査事項 目次に記載した項目を参照
登録(調査)年月 2006年12月現在
情報入手方法 アンケート以外

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