| 内容抄録
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本稿は、最近増加傾向にある「個人請負」に着目して、企業側の視点からなぜこうした就業形態の需要が高まってきているのかについて分析を行った。活用動機について企業に直接尋ねた意識調査では、「コストの削減」「生産変動」への対応のほか、とりわけ「外部人材の活用」という点を挙げた企業が多い。しかしながら、実際に三つの動機仮説に対して計量分析を行うと、「コストの削減動機」はおおむね支持されるものの、「生産変動への対応動機」および「外部人材の活用動機」はほとんど支持されていないことがわかった。したがって、個人請負の増加は、専門人材の働き方の多様化によるものというよりも、平成不況後進んでいる「正規労働者から非正規労働者へ」という大きな構造的変化の中に位置づけられるのではないかと思われる。
(論文目次)
I はじめに
II 企業が個人請負を活用する理由 −理論的仮説
III データおよび記述統計による示唆
IV 推定モデルと実証分析の結果
V 考察
参考文献
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