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F2001010011
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登録年月 |
2001年01月現在
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論文題名 |
工場法と国際労働条約と労働基準法
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コウジョウ ホウ ト コクサイ ロウドウ ジョウヤク ト ロウドウ キジュン ホウ
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副題名 |
時間外労働に対する法的規制の推移を中心に
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ジカンガイ ロウドウ ニ タイスル ホウテキ キセイ ノ スイイ ヲ チュウシン ニ
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著者名 |
渡辺 章
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ワタナベ アキラ
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掲載誌名 |
日本労働研究雑誌
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482号
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2000年09月
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日本労働研究機構
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分類 |
労働史(労働運動史・組合史を含む)
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内容抄録 |
(著者抄録)
近年の労働基準法の立法史料研究が明らかにしているところによれば、労働基準法は制定の当初から、第2次大戦前の「要保護労働者」に対するILO諸条約および工場法の政策的路線と親和的な「労働の保護法」としての規定と、労働者の労働人格の尊重に象徴されるような普遍的原理を確保する規定や、労働契約および労働条件に関し国際的に通用する合理的水準の定めに見られるように「労働の基準法」としての規定を有しており、この意味で当初から二面的性質を内包している。労働基準法の「労働の基準法」としての性質を有する規定にはILO条約に範を求めたものが多く、他方労働基準法の「労働の保護法」である諸規定も同条約によってレベルアップされている。本稿は、労働基準法の時間外労働に対する法的規制の形成過程を、工場法前史から工場法の成立までとその改正および労働基準法の起草過程の推移に即して分析し、このような面から労働法史研究にひとつの分析視角を提示しようとするものである。 (論文目次) I はじめに II 「労働の保護法」と「労働の基準法」 1 労働基準法の二面的性質 2 時間外労働法制の二面的性質 III 労働基準法の立法過程と国際労働条約 IV 時間外労働に対する法的規制と「工場法モデル」 V ILO条約における時間外労働の規制原則 1 時間外休日労働に関する一般原則 2 日本に対する特例 VI 労働基準法における時間外休日労働法制の形成 1 時間外労働事由の抽象化と軟質時間制への転換 2 時間外労働協定の主体論 3 軟式時間制への転換と協定当事者論の結合推論 4 割増賃金支払義務の問題 |
全文情報 |
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